Patrick Vegee release 種まきから収穫まで。(感想書きなぐり)
・土壌(前置き)
敬愛してやまないUNISON SQUARE GARDENの最新アルバム(8th Patrick Vegee)について。
やはり、CDを手に取ることは自分の愛を確かめるようで。とても愛おしかったこの時間を形に残しておきたい、という趣旨のもと、未来の自分用のメモです。
どんなことも忘れてしまうから、それが悲しくて。まだ、失うことには慣れていないから、できる限りを残してみたい。
ちなみに、言葉はそれっぽいものを使っただけで、全然土壌でも無ければ種まきでもなく、UNISON SQUARE GARDENはいつでも、自分たちの最高を更新して、身を結んでいく。(うまいこと言った風🥕)
種まき
・公式発表
2020.7.15 LIVE(in the)HOUSE
UNISON SQUARE GARDEN初となる配信生ライブの実施。
これについてはまた別の機会で残す。
最高のライブの終わりに、1枚の、一瞬の情報告知。
Patrick Vegee
8枚目のアルバムリリースについて。
2020年内にリリースすることは知らされていたが、まさかこのタイミングとは思わず、手が震えた。
より美味しく収穫できるかも、の呼びかけ
曲名予想
2020.9.22-9.28 19:00
アルバムに収録されることが判明しているシングル3曲(春が来てぼくら、Catch up,latancy、Phantom Joke)、ライブで披露された 弥生町ロンリープラネット、LIVE(in the)HOUSE 2 公演後の余韻をMV公開にてぶっ蹴飛ばした 世界はファンシー
以外の7曲について。
歌詞全公開と、数秒間の視聴にて、曲名を当てよう、という謎解きみたいなものだ。
謎解きは取り組んでみたので、これまた別でまとめる。
現在はこの視聴動画も削除されてしまった…儚い。
アルバム全体としての感想
宣伝文句
「なんかグチャッとしてんだよな」
https://unison-s-g.com/2020/album/
帯
「食べられないなら、残しなよ」
歌詞の繋がりが、これまでになく明確になっているように感じられた。
歌詞をあまり読み込まないようにはしていたが、曲順予想の際に、簡単に気づけてしまう仕掛けが施されていたのにはニヤニヤとしてしまったし、逆に罠かとも思った。
更に、曲間の間がまた最高に聴きごたえあって、アルバムならではだと思う。
M3で「埋めています!」
→M4 Catch up, latancy
区切りのビジランテ
少しの間
M5 「ジョークってことにしといて」
→M6 Phantom Joke
「the fancy is lonly」
→M7 弥生町ロンリープラネット
「冬の終わり そして僕らの春が来る」
→M8 春が来てぼくら
これまでも、UNISON SQUARE GARDENの楽曲では、他の曲に使われている言い回しだったりキーワードがさりげなく入っていることが多く、作曲者の彼が言うには引き出しがない、との謙遜であったが…聴かせてもらえるこちらの気持ちでは、その引き出しこそが田淵さん(の曲)なので同じ引き出しからどんどんと曲が生まれることは幸せ以外の何物でもない。
全体的に、歪といいながらも、UNISON SQUARE GARDENならではのサウンドというか、メロディであったり歌詞であったり、新しい彼らというよりは更に進化している彼らを見たようだ。
UNISON SQUARE GARDENのアルバムを聴いてて思うのは、それぞれの曲に本当に個性や役割があって、どこか交響曲のような面白さ、奥深さがある。
楽章があって、曲調もテンポも色も変わり、でもひとつのアルバムという楽曲で。
“バラバラに見える12曲が不思議な繋がりを見せる1枚” に集約されるって言葉がまさしく当てはまる。
まだ歌詞をしっかり読み込んだり、聴き込んだりできていないのに、こんなにも気づきがあるのは楽しすぎる。
本当に3人での演奏とは思えないくらいの、音の密度を感じた。音楽的知識が少ないので詳しくは言及できないけれど、ギターの音がありすぎて歌いながら弾く意味がわからなかったり、ふとした時にドラムが何をやっているのか分からないぐらい沢山の音が鳴っていたり。コーラスも曲ごとにふんだんに盛り込まれていたり、ソロを活かしていたり。
とにかく素晴らしすぎて、また最高を更新していった。
(続く)