人生史上最高に必要ある最上級

UNISON SQUARE GARDENが好きで仕方ない。

2023.1.21 LIVE HOLIC -ROCK BAND DREAM-

LIVE HOLIC -ROCK BAND DREAM-

(ライブホリック ドリーム)

 

基本情報

2023.1.21 

開演 15:00

終演 20:00


ライブ当日の流れ
FUTURE BAND (演奏15分)
バンドセットの転換中でMCトークあり。

前半 FUTURE BAND のみ
30分ほど転換と休憩時間
後半 CURATOR BAND
トリ UNISON SQUARE GARDEN
(19:05-19:50)

 

セットリスト

1. アナザーワールド (新世界ノートM1)
2. フルカラープログラム (流星前夜M2)
MC
3. カラクリカラクレ(1st M1)
4. デイライ協奏楽団(1st M4)
5. 等身大の地球(1st M5)
6. マスターボリューム(1st M8)
7. MR.アンディ(流星前夜M5)
8. 23:25(2nd M12)

最後
UNISON SQUARE GARDENでした!バイバイ!」「ロックバンド最高~!」



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感想まとめ

マイクチェックは、フェスで聴ける三人のセッションスタイルで始まる。数分程度だがそれすらも一曲の価値あるものだと感じる。
斎藤さんのチェックチェックチェック~(高音→低音)の響きはずっと聴いていたくなるから不思議だ。


SEはいつも通りの絵の具と青の照明が灯る。

ゆっくりと貴雄さんの音で始まり


アナザーワールド


アナザーワールド…????

正直最初はなんの曲かわからなかった。それぐらい、滅多に演奏されなることのない曲がまさかの1曲目に。人生で初めて聴けたし、聴けることはないだろうと思っていた。(アナザーワールドはメジャーデビュー前、インディーズ1作目のミニアルバムのM2)

斎藤さんの伸びやかな声と、2Aでの田淵さんの透明度の高い綺麗なハモリが重なる。
サビのハモリも本当にただただ綺麗としか言いようがない。本当にライブで今目の前で歌ってるのが信じられないぐらい。
貴雄さんのドラムの音の力強さが印象強く残っている。CD音源とは異なる「今」の彼らの音に感激した。
ハロー、ハロー、ハローー
のロの響きが全部違うのもまた生歌の魅力だった。伸びやか、滑らか?なんとも表現しきれない魅力。

白の照明が何本も縦に伸びるのと、逆光めいた形がごくシンプルでとても良かった。
UNISON SQUARE GARDENの本質をそのままに、多くを飾らずに見せてくれるような演出だったのかもしれない、と勝手に妄想。黄色っぽい照明でシルエットを映し出すのも良かった。
(公式写真あり、Twitterのもの。)


フルカラープログラム

色のない世界から一転して、一気に虹色の照明と共に音が弾ける。
イントロから上手前方でギターをかき鳴らす斎藤さん。笑顔だった!

1Aは貴雄さんが立ち上がり、スティックでポーズあり。1A後半はなし。(最近はここも動きがある)
おや?と思ったら、まさかの2番Aメロで貴雄さんが立ち上がり、スティックを上に投げる。それをキャッチしそびれたが、それをものともせず曲に影響無しで演奏へ。カッコ良すぎる。

斎藤さんの歌もノリノリで、
特筆→とくぅ!ひつ!と跳ねてるような感じだった。ライブでしか聴けないこういうの大好きです。

今回の落ちサビはアレンジあり。
ドラムは音量下げて、斎藤さんの歌声も少し音量下げてからクレッシェンドをかけるように、力を込めていく形。

「モノクロでは」両手マイク
「説明できない…」で両手 大きく広げて「完全無欠のロックンロールを」の歌い方はずるかったな。強すぎて。

曲終わりで3人集まる、もはやクライマックスすら感じるのに、ここから始まる今日のライブ最高の予感しかない(いつものこと)
終わりのウォウウォウウォーーーーーの力強く伸びる歌声も響いていた。

 

MC

斎藤さん
UNISON SQUARE GARDENです、最後まで残ってくれてありがとうございます。
今日は、このイベントに真っ向から臨みたくて、メジャーデビュー前の持ち曲だけでセットリストを組みました。

からの、


ラクリカラク

どうすんだよ、めちゃくちゃだぞ…?(セトリが)そのままそっくり叫びたいぐらいの衝撃だった。
これもまた1stアルバムの曲であり、聴ける頻度は多くない。そして、この曲がインディーズ時代から彼らのロックの強みとして演奏され続けているのだと思うと、より好きが深まる。

2番の「ライドオン」や「弾道ランナー」の「ラ」がライブでしか聴けない響かせ、巻舌で堪らない。この曲の鋭さはライブで聴くたびに鋭利になっているように感じる。

 

デイライ協奏楽団

わー!!!!これって、メジャーデビュー前からの持ち曲だったんですね、という驚きと、久々の披露に心躍る。

田淵さんと貴雄さんの二人で「先生!」と重ねる部分は、貴雄さんの「せんせぇえええええええい」と歌アレンジ(?)でハイテンションが楽しい。

この曲ではひたすらに田淵さんに目を奪われる。曲へのノリ方、楽しみ方がピカイチで愛らしいし楽しい。
12月を~…メロディでは、田淵さんが身体全体を左に傾けてリズムに乗っていたり、
新年早々〜…ではリズムに合わせて右手でベースの弦を弾ききり→斎藤さんがいる方へ斜めに上げる、のを繰り返す。
貴雄さんは同じタイミングでスティックを同じ方向に指すようにしていた?

アウトロでは田淵さんが両手をグーにして、胸の辺りで左右に少し手を振り振りと可愛い。
その後少しドラムのみで音を止めずに続き、ベースソロへ。


等身大の地球

斎藤さんAメロでは両手をグーにして腕を振っていたり、右手をパーにしたり、いろいろな手の動きがあり、目を離せないし覚えきれない。

2番Bメロの偶然なんだ、辺りのギター弾き終えのときに右手弾ききって持ち上げる?みたいな手のスナップのある動き、とても好きで見ています。

サビでは田淵さんが腰から身体を揺らしてリズムに乗って楽しそう。

間奏ギターソロアレンジあり。
斎藤さんが上手の前の方へ移動して、ギターをかき鳴らす 。
マイクに戻っていくときに、貴雄さんのフーゥーー!!って声聴こえて、斎藤さん少し笑ってたの印象的。これは初めて見た!楽しい!


シームレスに

マスターボリューム

入りは、曲間奏ギターソロを冒頭で演奏するあのアレンジ(SSSRevival音源)が定着しつつあるの本当に喜ばしい奇跡。

赤白照明がやはり似合う。
やけに暑いわぁ!の響きといい、強く歌うときに顔を横にそむける様なのもカッコ良すぎる。

マスターボリューム2番Aメロ、普段は右手毎回を持つことが多いけれど今回は下におろす。
田淵さんが貴雄さんとバチバチに向き合って盛り上がり演奏。貴雄さんはスティック回しまでしてた記憶が残ってる。

落ちサビ「突き刺してよマスター」
の白スポットライトで斎藤さんを照らすのと、貴雄さん立ち上がるのも最高にロック。

描いてけ時代の彼方ぁーーーーーー!!
伸びやかで、でも強くて超ロックだった(語彙が尽きてきた。)

MR.アンディ

冒頭「君が残像に」で田淵さんが両腕を大きく広げて飛行機みたいにしてると浮かぶ笑顔を見ると幸せになれる。

あと、田淵さんがコーラス以外にもよく歌ってるのとか、両足でぴょんぴょん飛び跳ねてるのとか、夜が来て「しまう」で首を振ってリズムに合わせるとかとか、全部国宝級の愛しさ。

2番、田淵さんは(すでに移動していた)上手から斎藤さんを見つめつつ、しゃがむような仕草で演奏、そしてここで普段あまり田淵さん側を見ていなかったはずの斎藤さん、今日は上手の田淵さんに身体を向けて歌う…初めて見た!!身体ごと上手袖に向いて笑っていて完全に二人の世界になっていた(?)衝撃。

その後の2番Bメロも、何が起きているのか一瞬わからず笑ってしまうくらいのアレンジあり。
ドラムが、音源や普段のライブで聴いたことのないぐらい手数が増えていた。
斎藤さんは歌いながら少し笑って貴雄さんの方をチラ見していたのも面白い。


23:25

田淵さんステージ上を走り回り、上手→ドラムの後ろ→下手と一周

冒頭で珍しく、斎藤さんが右腕で顔の汗を拭っていた。
Aメロの斎藤さんの手の動きは比較的少ない、両手をおろしてきたり、マイクに添えたり。そんな中で「間違っちゃいないよ」では右手を前の方に差し出しぐっと掌を握る。(大好きポイント)

毎回叫びたくなるぐらいにサビの高音の響かせ方が好き。それこそ、2nd Albumに収録されているときとは違った響かせ方になっている。
は「しり」だせば、の裏声になりそうな部分最高です。
間奏ギターソロはステージ中央へ。

落ちサビ
「七色のステージ」にまさに照明が変わり、キラキラ。粋過ぎる。
フルカラープログラムと23:25で見せてもらえる虹色イメージの照明、素晴らしい。

田淵さんの指鉄砲がこの前のライブに引き続きまたも炸裂、右手で、客席中央辺りへ。やばい。

ラスト、斎藤さんドラム台に飛び乗るようにして、そのまま頭振りながら演奏。
田淵さんも貴雄さんの方を向き、三人が三人だけで完成してステージで音を鳴らしているこの景色が宝物だな、と思った。

アンコールなし、対バンとは思えないぐらいの、ワンマンライブかのようなドラマの充実と完成度を浴びることができた。

 

(あとがき的な感想)

私自身は、UNISON SQUARE GARDENのファンになっての歴史がまた長くはなくて、メジャーデビュー頃の彼らを知らない。けれども、今日はほんの少しだけ、その頃の曲を通して、彼らの軌跡を垣間見れた気がした。本当に嬉しいライブ体験だった。

メジャーデビュー前にこんな凄い曲をやってたんだな、とも思うし、そこから17年経っても良い曲はずっと良いし、バンドが進化してるから当時よりも更に曲は良くなってて楽しめた。
新曲をやらなきゃ、有名な曲やらなきゃ、といった、ロックじゃないことを排除したようにも思える。
アルバムとして初期に分類される曲も普段から聴いているのと、最近のライブにも行けているから思ったこととして、今日のセットリストの曲が全てメジャーデビュー前のものだと言われると違和感があるぐらい、そのまま全て「今」の彼らの音楽そのものに感じた。
昔の曲をやることをもし言い表すなら原点回帰、かもしれないけれど、彼らはそうではないんだよな。芯、原点は変わっていない。常に今を生きてて、進化し続けてて、楽しみ続けるロックバンド、UNISON SQUARE GARDENだと思い、何度も惚れ続けている。

 

公式写真

 


衣装

斎藤さん 黒主役シャツ

田淵さん アインシュタインのTシャツ

貴雄さん 白のセットアップ