人生史上最高に必要ある最上級

UNISON SQUARE GARDENが好きで仕方ない。

2023.1.18 VG vol.1感想

 

UNISON SQUARE GARDEN、2023年の楽しい企みの1つ、対バンイベントの記念すべき第一回。
放心してしまうようなライブ、セットリストだった。
UNISON SQUARE GARDEN、いつも最高を超えてくるからもはや恐ろしい存在だ。
化け物だなぁ、という言葉が脳裏によぎって、ひたすらに頭おかしい。えぐい。

特に等身大の地球、マスターボリュームというUNISON SQUARE GARDENの歴史でははじめの方にある曲たち、旧アルバムから突如現れたアトラクションがはじまる(they call it "NO.6") 、マーメイドスキャンダラス、ライブの盛り上がりとしてこれでもかというぐらいの熱量を持つcrazy birthdayや23:25、最後の最後にフルカラープログラム…とにかくセットリストが語彙を失うほどに凄かった。

等身大、アトラクション
(もう悔いはないなんだこれは天国か??と思ってたら)
Hatch →マーメイド
(もう無理助けてください からの)
マスターボリューム
春が来てぼくら
(もうだめかも)
crazy birthday
23:25

(無)
フルカラープログラム
…夢ですか???と素直に言語化するとこんな形になる。


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以下、ざっと感想と備忘録!

 

 

絵の具、からドラムのみの聴き覚えのあるリズムが始まる。
そこからベースが入り、客席で手拍子が自然に巻き起こって
タタッ タッタッタ
まさかの

等身大の地球!!

斎藤さんが歌い始めてすぐに、楽しそうに微笑んでいたのが印象に残る。
まさか1stアルバムの曲をトップバッターに持ってくるなんて予想していなかった。

Aメロでの斎藤さんの手癖が最高。
2番、槍にやられて、で右手を前に出すような仕草や、2番2Aのみに鳴らされるギターメロディがたまらなく好き。

間奏のベースソロ、ライブハウスでの響き気持ちよすぎる。
「等身大のあたしを愛してよ」をライブハウスで聴ける幸運を噛みしめた。


UNISON SQUARE GARDENです!」
イントロギター
「Hello,No.6!!」
アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

この流れを一生愛してます。
Dr.Izzy Tourを思い出してしまった。MVがある割にあまり目立っていない気がするこの曲が本当に好きなので嬉しい。

黄色メインの照明がまた楽しい。
サビ前のドラムの畳み掛けるような音が忘れられない。

落ちサビ前のギターで目を閉じ、唇を尖らせながら演奏する斎藤さん
転調でますます温度が高まっていくこの曲がまさかこのタイミングで聴けるなんて、本当にUNISON SQUARE GARDENのライブは恐ろしい。

〆は貴雄さんに集まりつつ、曲終わり頃から貴雄さんが頭へ装着したヘッドホンを調整し、曲終わり。
拍手させる暇を与えずに聴こえてくるのは不穏などよめきのような音で、


カオスが極まる

油断した、強すぎる…。正直アトラクションがはじまる(they call it "NO.6") の後ということもあり、安直にシュガーソングとビターステップの予感で待っていたところに、カオスがぶち込まれた衝撃。

これは、どのようにして生演奏を保ててるんだろうか、と疑問が浮かぶぐらいに、楽器と歌が混沌でありながら勢いが増していくのを、ライブハウスの中でより強く感じた。
音圧が異常に強い。聴けば聴くほどに意味がわからないまま、「超気持ち良い」になってしまう。

サビ前の、楽器演奏のない僅かな隙間で、田淵さんと貴雄さんが宙に手を動かし、全身で音に酔っているかのような動き。こちらも異次元に誘われているかのような感覚になる。

気味が悪いほど
助けないで
楽園は近い…!!
この部分の歌い方、響かせ方がいつも特に耳をすませてしまうが、今日はそのまま歌詞の意味そのものだった。
気味が悪いほど、に響くし、助けないで、はどこか苦しみが滲むようで、でも楽園は近い?どうやっても説明できない音の表現があった。

暗転、水を飲む、息を吐く斎藤さんの音が全部聞こえてしまうライブハウスの小ささに少し高揚した。

 

MC(簡潔メモ)

・VG
ライブでめちゃめちゃお世話になっているVINTAGE ROCKさんのVと、UNISON SQUARE GARDENのあえての「GARDEN」から。
かっけーバンドがいっぱいいるから対バンがやりたい!ということで協力してもらってこのイベントが始まる。
これからも大事に続けていきたいイベント。

「最後まで楽しんで行ってください!」

 

 

MC終わり、すぐにベース音を数回響かせてのベースソロ。もはや予感がしたが


Hatch I need

ライブハウスでも更に曲のカッコよさと意味のわからなさが際立ってて最高。
今日も今日とて斎藤さんの20色の歌声堪らなかった。
今日は漸う→YoYoでは無かったし、後続→コゥ!ゾク!みたいな跳ね方は初めてかもしれない。
常識はあると思ってます、の左手をこめかみあてたり、両手でマイクを包み込むような仕草多め、どんどん表現が多彩になっているように思う。もちろん歌声の強弱の使い方や魅せ方も、どこまで進化していくのだろうか。

ジャーンッ ジャッジャッジャッ
のHatch I needサビ前の照明4回の転換も大好きで毎回あるので個人的着目ポイント。続いてほしい演出。
ベースとドラムの重みがライブハウスの虜になりそうなぐらい身体全体に響いてきて、更にこの曲が好きになってしまった。


ラスト I need Hatchッ!!!

ッマーメイドの!!!!

最高にぶちあがった。
Hatch I needの最近の活躍と、この流れは期待しないようになってきたところに、やられた。Patrick Vegeeの曲順に準じて

Hatch I need

→マーメイドスキャンダラス

アルバム曲順通りの演奏は耳馴染みがしっかりとなされている一方で、アルバムツアーだとしてもなかなか聴けないものだから、純粋にただただ嬉しい。

久々だからか、高音が少し苦しいような、でもそれすらも曲の切なさにあっているような不思議な魅力があった。
ものみゆさん(物見遊山)!!の強い響きと田淵さんとの重なり綺麗で見事。

2番の貴雄さんの腕クロスするドラム半端ない、手数多すぎてどうやってるのか検討もつかない。
2番の1A終わり、2A入るところのギターのメロディもたまらなく好きで、よく聴こえて最高だった。(チャーラララララ…)

マゼンダとブルーの照明が印象的、似合う。センス良すぎる。

 

マスターボリューム

入りがずるい。シームレスに間奏のギターメロディを曲始まりのイントロ前に使うやつ(Spring Spring Spring Revivalのアレンジ)また聴けてしまって鳥肌がとまらない。

尖りというのが一番しっくりくる、この曲が今もこれからも弱ることも濁ることなく演奏され続ける奇跡だな、などと思った。

あまり凝った照明ではない感じもよい。
シンプルにロックを奏でているだけ、という感じが伝わるようだ。

曲終わり、アウトロを伸ばしつつ貴雄さんはヘッドホンを調整、やはりシュガーソングとビターステップ、もしくはkaleido proud fiestaだろうな…という想像を壊してくれるのがUNISON SQUARE GARDEN

春が来てぼくら

正直息がとまった。
同期音源のある曲で、まさかのこの曲が選ばれるとは。ライブハウスで聴く、ロックバンドが歌うあまりに優しいあたたかい曲は心洗われるような気持ちになった。
はなまるでした。
2番の「けれどふとしたことで一瞬で」少し歌が転びそうだったのが懐かしかった…(リリース当時のまだ慣れないときを思い出す)

田淵さんの歌うときの表情、マイクを通さずにサビを沢山歌っているところ、全てが尊い。田淵さんの目がキラキラと輝いていた。

落ちサビの「これまでの大切が 続きますように」が物凄く力強く響いていた。

crazy birthday

始まりで貴雄さんが何かを叫ぶ(当然なにもわからない)
そして貴雄さんの方を向いて田淵さんは右腕をぶんぶんぶん!!ととにかく大きく力いっぱいに振り回して肩から取れてしまいそうだった。

そして斎藤さんはニコニコとしているこの曲の混沌とした楽しさ!!これだからUNISON SQUARE GARDENのライブはやめられないな、と思う。

斎藤さん横揺れで歌うの多めだったのがまた楽しそうだったのと、田淵さんもひたすら楽しそうで
大声の
シュレッダー!八つ裂き!
大正解!!なんだか今日は大正解!!
はマイクなしでも響いたんじゃないか、というくらいの大きな声とテンションだった、楽しい。

よくなくなくない??でギターでぎゅいいいんという演奏(説明下手 )がくっきりはっきり聴こえたのも良かった。

間奏で斎藤さんは中央前でギター弾いていて、No more…の歌いだしに少し間に合わなかったのは少し貴重なシーン。
その後の We like…!で両手大きく広げてたのと、同時に貴雄さんは立ち上がってたの最高に楽しかった。

おし、まい…(小声)
23:25

おしまいじゃねぇええええいやぁああああ
(最高)
久々に聴けたこのおしまい詐欺、10000億点です昂ぶりしかない。これ以上どうする気なんだUNISON SQUARE GARDEN

始まった瞬間若干BPMはやまっていた気がする、楽し過ぎる。これをライブハウスで聴けた。
サビのドラムの全部の音が気持ちよく響く。ライブでしか味わえない。
間奏になったときのベースソロで貴雄さんが田淵さんをひらひら~って手で指してたような?

斎藤さんギターソロで口ぷくっと膨らませたり全身使っての演奏。

ライブハウスならでは?のむき出しのコーラスやばかったな
「「帰ろう 世界へ」」
田淵さん貴雄さんの声そのまんま聴こえたような気がしている。マイクの響き音量も抑えめだったような?

大サビ、田淵さんが客席中央あたりへ指で鉄砲を構え、まぶし過ぎる笑顔で最高の指鉄砲をキメていたし、
貴雄さんは客席へまっすぐスティックを差し出していたし、半端ない、目が足りない。
「七色」のステージになる照明もここでまた、効果的に決まっていた。

田淵さんが上手から下手に戻って行くとき、斎藤さんそれを見てふっ、と笑っていて、本当に心から楽しいんだな、そしてこちらもこちらで楽しい、音楽最高に幸せ、と感動に浸ってしまう瞬間があった。


MC(簡潔メモ)

「あっつくない??(笑)」

・対バン楽しい!!
Cody・Lee(李)はずっと音源聞いてて、初めてライブを見れて、僕は、めちゃくちゃ好きになりました。
でもCody・Lee(李)はNOVEMBERSの方が好きかもしれないけど!!(Cody・Lee(李)のMCにて、THE NOVEMBERSの大ファンだ、という話があった ※下記追記)
皆さん、Cody・Lee(李)は、UNISON SQUARE GARDENが呼んだ、ってことをどうか忘れないでください!(笑)

THE NOVEMBERSは旧知の仲。
昔対バンもやってた。

・VGというイベントを大切に続けていきたいと思います。
皆さんにとっても今日が楽しい一日になっていたらと思います。
今日はありがとうございました。

 

 

そして三人が集まって始まったのは

フルカラープログラム

アンコールでやるドラマチックさ、最高以外の言葉が見つからない。

イントロから虹色を連想させるカラフルな照明+観客側の照明、客電もついて、UNISON SQUARE GARDENによるフルカラーな世界はあまりにも幸せで眩しい。

貴雄さん
1Aはじめ→上着を脱いでぶんぶん振り回してから下手方面に投げる
1A次→客席各所に目線、スティックで指して笑顔
はぁあぁあああ……(崩れ落ちる)

斎藤さんは、ずっと調子の悪そうなイヤモニを前半で右、左、と順に大きく外していた。
田淵さんは笑顔いっぱいに客席全体を見て歌ったり何かを言ってて、歯が見えて、ふと、やっぱりライブハウスの魔法というものがあるように感じた。田淵さんの振る舞いはいつも通りだけれど、やはり熱量が存分に高まっていたように見えたので。

最後は三人で向き合い、貴雄さんに合わせて音を響かせる。

 

UNISON SQUARE GARDENでした、またね!!」


(場所不明の感想)

貴雄さん、ほとんどの曲の後半で立ち上がる演奏あり。かっこよすぎて痺れる。
斎藤さん、高音が若干出しにくそう?でもそれがまたカッコイイというか、強い。
余裕あって響かせるというよりは、出す!!という気が滲み出ているよう、ライブハウスの熱量も共に感じられた。

ライブハウスの醍醐味というか、音の凝縮感と圧力が最高にUNISON SQUARE GARDENに合っている。ドラム、ベース、ギター、ボーカルが、全てかっこいい。どれかがうるさいとか邪魔とか全く無い、唯一無二のバランス力を堪能できた。

 

対バンイベント第一回でこれは、今後が恐ろしく楽しみになってしまう。

本当にライブが最高だった!

 

 

公式

※ライブ後

 

 

 

THE NOVEMBERSとの歴史の一部

対バン

https://rockinon.com/news/detail/18496.amp