人生史上最高に必要ある最上級

UNISON SQUARE GARDENが好きで仕方ない。

プログラム15th 感想② (長編)

2019.7.27

プログラム15th

 

舞洲でのお祝いから1週間が経ってしまった。
どうしたって日常ははじまって、時間は止まらない。
ライブのあの高揚感、無敵感は少しずつ零れ落ちて薄れてしまう。

ライブは本当に、一瞬の最高の空間を楽しめるものなのだなぁ、としみじみと感じる。

それでも、記憶は残る。
最高体験を出来たという事実は全く消えてしまう訳では無い。
そもそも、音楽という目にみえないものを、目の前でライブとして楽しみにいけるのが奇跡なのだな、と噛み締めて。思い出して留めておきたい。 


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【セットリスト】

1.お人好しカメレオン 
2.シャンデリア・ワルツ
3.君の瞳に恋してない

 

     挨拶


4.流星のスコール 
5.instant EGOIST
6.リニアブルーを聴きながら
7.Invisible Sensation

 

8.8月、昼中の流れ星と飛行機雲

 

     ドラムソロ~セッション
9.オトノバ中間試験
10.カウンターアイデンティティ
11.Catch up, latency
12.プログラムcontinued(15th stlye)

 

13.黄昏インザスパ
14.春が来てぼくら

 

     MC①
15.水と雨について
16.harmonized finale
17.cody beats
18.10% roll,10% romance

      ドラムソロ~セッション

19.天国と地獄
20.fake town baby
21.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
22.シュガーソングとビターステップ

 

     MC②

23.さわれない歌

24.桜のあと(all quartets lead to the?)

25.オリオンをなぞる

 

26.センチメンタルピリオド

 


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入場

いつもどおり。

スクリーンは3人を順々に映し出した。

どこか3人の表情は穏やかで。斎藤さんは、少口許が緩んでいたのが、なんだか嬉しく思った。

 

絵の具  1番の最後まで。
「1人きりじゃ行けないとこへ
行こう、行こう」

 

緊張の1曲目。

 

「ああ

だから今その声を捨てないで」

 

「喧騒の街    君を見つけた」

「お人好しカメレオンじゃ

ないだろう」

「君だけのために」

 

響き渡った。

お人好しカメレオンとは、こんなにも心に刺さる歌だったのか、と改めて感じた。2万4000人の心を一瞬で惹き付ける。

斎藤さんの声の綺麗さが怖いくらいだった。

 

「喧騒の街 君を見つけた」
まさしくこれだと思った。君を、ユニゾンを見つけた。

「道に迷ったりする~」のギターのアルペジオのメロディが改めて耳に入ってきた。斎藤さんが何気なく弾きこなしていた姿に改めて、ギターボーカルの力を感じた。

甘やかさない。君は君で。「君だけのため君は」に生きること。そして僕(UNISON SQUARE GARDEN)も僕で生きていくからさ。そう言っていたのだと、この15周年のライブで気づくことが出来て幸せだ。

 

最後ギターかき鳴らして…笑顔!!
「ようこそ!!!!」

シャンデリア・ワルツ

まさか、2曲目にこれを持ってくるとは。

いきなりのテンションの加速に思わず笑ってしまった。


「自分の心を加速させるような確かなこと」がどうしても自分の耳に残る。
なぜなら、まさしくUNISON SQUARE GARDENのことだから。

 

「1,2,3!」が少し短めで、立て続けにあの林檎を落とすドラムが。
君の瞳に恋してない

ここでやっと田淵さんが大好きなステップを踏み始めて。
ギターのリズムに合わせ、身体を左右に動かしながら少しずつ進むような!

「後悔したまま~」で田淵さんの首が可愛らしく左右に、動くのは何度だって見てしまうし、こちらも動いてしまう。彼が誰よりも楽しそうで、こちらも楽しい。

 

UNISON SQUARE GARDENです!」

 

ひと段落つき、周囲はざわめく。やはりフェスの雰囲気か、メンバーの名前を呼ぶ輩は多い。
スクリーンには3人の様子が映る。

貴雄さんの髪が汗で濡れて、それを両手でかきあげてオールバックにする姿の色気が溢れ出ておりました笑

田淵さんのグレーのTシャツはもはや…汗で染まっておりました笑
斎藤さんの顔を流れる汗も美しかったので三者三様、かっこいいに際限がない。

 

「今日はっ…。…長いよーっ!!」
「最後まで自由に楽しんでいってください!よろしくお願いします!」

無邪気な笑顔で。
恐らく、こちらがこの言葉を待ち望んでいたことは承知なのでしょう。流石。

 

スティックカウント×4
流星のスコール

初めて生で聴けた。
始まりの歌声が低音なのだけど、心地よく聴こえてくる。斎藤さんにしか出せない低音から高音への移り変わり。美し過ぎる。

「今夜」「そうだ」「絶対」「どうか」「明日」「一回」
3人のユニゾンが愛おしく感じた。
特に貴雄さんが歌うのが、とても好きだ。

2番のギターが盛り上がっていくのを感じたのはライブならではの発見。

 

ドラム入りからのinstant EGOIST
やっと聴けた。歌詞が好き。全て好きだ。
田淵さんのぶっちぎり方が堪らない。
心から楽しい。ステップが伝わってきて、踊り方なんて知らないのに自然と身体が動こうとする。しかし、あれだけダンスしているのにベースの入りは完璧過ぎるのは恐ろしい。

田淵さんの高笑い、頂きました。最高です。

 

ドラムの繋ぎで立て続けに、

リニアブルーを聴きながら

何度ライブで聴いても心がスカッとする。

「僕は僕であれ」

だからこその「意図も狙いもせず 心が繋がった瞬間に 動く感情は止まらない」その通り過ぎて何も言えなくなる。

次第に雲も少なくなってきたところ。 

「やがて迫った夕焼けが人一人を幸せにする」

ああ、本気でUNISON SQUARE GARDENがかっこいいと思った(n回目)

 

そのまま続く
Invisible Sensation

何度聴いても「高らかに」がその言葉の通りだ。空の下に高らかに鳴り響く声と、ギターとベースとドラム。この曲の「生きてほしい!」を支えに、生きていこうと思える。

 

小休止。斎藤さん水飲んでいる。
名前呼びがなく、自然な雰囲気でよかった。

 

大きめのギターではじまる、8曲目は。

8月、昼中の流れ星と飛行機雲

Dr.izzyツアーぶりに聴けた。

しかも、夏空の下で。18:30過ぎ、太陽も顔を出してきていた。


低音と高音の響きが全て優しさに満ち溢れていると勝手に感じている。

ドラム(バスドラム)のリズムが心地よい。ベースの音も良く聴こえてくる。テンポが遅すぎないバラードだから、UNISON SQUARE GARDENのバラードに虜になっていったのかと最近気づいた。

ギターソロを噛み締める。

ギターソロの後のベースの音が綺麗すぎる。斎藤さんの声との重なり、田淵さんのコーラスは圧倒的に斎藤さんの声をひきたててくれるから不思議だ。
「私は まだまだ」って田淵さんがマイク通さずに歌ってる姿を見ることができた。優しい表情。

 

8月の余韻から、徐に始まるドラムソロ。

これができるのがUNISON SQUARE GARDENの強み。3人でつくりあげるライブならでは。
フィクションフリーククライシスのベースセッションイントロのアレンジ(1音目が同じで)
ギターも加わり3人でのセッション。
正直かっこよすぎてよく覚えていません。

 

そのまま、オトノバ中間試験になだれ込む。
イントロのインパクトは薄く感じた。ここぞとばかりに衝撃を与えられるかと思ったので、意外。だがそれもまた一興で、新鮮な気持ちになって「オトノバ中間試験」を楽しめた。
これもDr.izzyツアーぶりに聴けたので、大変嬉しい。(最近だと2018年のロッキンで披露)
「怪奇怪奇な僕なんで」で徐々に近づいた田淵さん。
「斎藤に任せといて」の部分では、ひょっこりか斎藤さんの後ろから指を指す仕草。

斎藤さんの表情は特に変わらず。

そういうお茶目なところもUNISON SQUARE GARDENの魅力だと思う。ビジネスいちゃいちゃでも構わない笑

 

「僕らは声が枯れるまで  存在、続ける」

これはまた、空気を一変させた。

カウンターアイデンティティとは、UNISON SQUARE GARDENというダイヤモンドの、また大切な1面だと思う。少し乱暴な言葉に込められているのは、ただただ、ロックバンドとして存在し続けることの葛藤だとか難しさに対する、意思表示のような。

 

Catch up,latency

これもまた、大切な1面。最新シングルとは思えないぐらいに、良い意味で、カウンターアイデンティティと8年の間があるとは思えない。

根幹が変わらないのだなぁ、と。

 

「脳髄命令 迅速に応答せよ」の田淵さんの仕草が好きなのだが、今回はなし。

(指でとんとんする感じ)

まさかギターソロで上手側に寄ってくれるとは!!!!優しい!!!!

良く見えました。そして史上最高の「ヘクトパスカル」この低音から高音の移り方は他の誰も歌えない。斎藤宏介ただ1人のもの。素晴らしくかっこいいです。

 

立て続けてプログラムcontinued(15th style)

案外に早い登場に驚きを隠せない、が、カウンターアイデンティティ→Catch up,latencyからの流れに見事にはまっている!!

この曲については、15th ver.になってからの比較を改めて別にまとめたいと思っている。

「一聴じゃ難解なんてこと 盛大に鳴らしてきたんだ」をこの舞洲という広い大きな場面で聴けたこと、「きっと大して変わらないけれど 依然continued」を聴けたこと、一生忘れないなと思う。

 

「一瞬も飽きちゃいないからさ~」で

斎藤さんがマイクを右手で握る瞬間は永久写真にしたいです。

 

プログラムcontinuedが終わり、また少し時間が空く。

MCかと思いきやスティック打ち4回。

 

「今日が辛いから 明日も辛いままだと 思うな」

優しすぎる、歌声。

黄昏インザスパイ…18:35。
時計を見たばかりだった、この時刻が忘れられない。本当に黄昏時で。
時計仕掛けのフレーズ。魔法みたいにして。今を書き換えていく。
とても丁寧な言葉達が、斎藤さんの歌声で再生されると、本当に、息が苦しくなるくらいに好きだと感じる。

全体的に目を閉じて歌っていた印象。

田淵さんも動かず。そういう、曲ごとの表現が違うのもまた好きな部分。

 

春が来てぼくら

聴くほどに、ああ、【ざまみろ、これは僕らの歌だ】と感じさせてくれる。

正直タイアップだとかそうじゃないとかは個人的にあまり気にしていないので、今回も純粋に14thシングルだなぁ、という感激しか無かった。きっとタイアップならではの歌詞への遊び心や込められた想いがあると思うけれど、それはさておいても、紛うことなきユニゾンの曲だ。

脱線した、安定感がある。2番の早口の部分もすっと入ってきました笑

 

MC

降ったね!!!…降ったけど、やんだね!!!
(いい笑顔)

ここで折り返しです。
UNISON SQUARE GARDEN、15年、
今だから話せる黒歴史
ライブ中に煽るのダサくないですか?って言ってるんですけど、僕らも初期はバリバリ煽ってました笑
斎藤さん

→行くぞー!代官山!っていったらその瞬間弦ぶちーん!!自分が1番イケてないってね笑
田淵さん

→いきなりお客さんに向かって「かかってこいよばかやろー!」「お前のホイールを回せー!!(南ホイールに出た時)」

未だにあの時の真意がわからないです笑

(田淵さん、「しーーっ!」って素振り)

貴雄さん

→ドラムセットに飛び込んで流血、ドラムセット壊してしまったとき「そんくらいで壊れるドラムってどうなんすかね!!?」逆ギレ。。


そんなUNISON SQUARE GARDENも大人になりましたが。次は当時を思い出して、インディーズの頃の曲をやってみたいと思います。
水と雨について。

 

うわあああああああ。
まさかのここで披露。
渋谷UNISON SQUARE GARDENコラボのとき(後日まとめる)のMV集の1番初めに組み込まれてはいた…!

およそ11年以上前の曲が、今の3人によって新たに命を吹き込まれた。
不思議と、違和感がまるでない。
それはきっと、UNISON SQUARE GARDENがずっと本質を変わらないように成長されたから。
晴れてきていたけど、本当に雨のような雰囲気が感じられるようなシンフォニー。
どこか荒々しさがあったはずが、少し取れたことによって新しい印象。


「海岸沿いは今日も歴史的な大雨です」

「世界の常識がひっくり返るのを待っている」
「8月の前日に君が幻だって気づいたけど」

歌詞が…今日という日にぴったりだ。

 

harmonized finale
一転して、ぐっっと綺麗なハーモニーへ。
基本的に斎藤さんが目を閉じて歌っていたけれど
「君を笑わせたいとか」で会場を見て笑ったんだ。

harmonized finale 星座になる」
のソロでは斎藤さんがマイクを両手で掴んで、ギターボーカルがボーカルに変わる瞬間から、真剣な表情から、ただただ、感動した。

辺りは暗くなってきていたから、ステージが明るく照らされるのもまた雰囲気が素晴らしかった。この景色が写真にて残り、思い返しては胸が熱くなる。


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(https://natalie.mu/music/news/341487)

(画像引用)

 

「その声がする方へ歩き出す 君の待つ場所へ」
立て続けて、cody beats
自分はまだまだ新米なので、まさかここで聞けるとは。と思いましたが、備蓄米の方々には満を持して登場、と言った所か。

歌詞がシンプルに届く。

 

貴雄さん「1,2,3!!」

10% roll,10% romanceの疾走感が流れ込む。

心なしか風が吹いた気がした。涼しくなってきた。「だってこんな君を」「近くで見えるのは」田淵さんのステップ(右足左足順番に足踏み、気をつけ)(首振り)がいつ見ても可愛らしくもあり、楽しい。一緒に動いてしまう。

 

「オンドラムス!タカオスズキ!!」

今までにないドラムソロバスドラムと同期の音。珍しい。ヘッドホン自分でつけていた…!

モニターには大きく貴雄さんと、サブリミナルに混ぜ込まれる月。
上弦の月が三日月として現れて。
青と紫のライトが印象的。

シュガーソングとビターステップのイントロ、かと思いきやシロフォン系の音でまたもメロディが補われる。

ドラムが勢いに溢れて圧倒的な力を持って…月も満ちて満月になっていく。

フルカラープログラムのイントロも混ぜ込んでるところに心臓掴まれつつ、
満を持して…天国と地獄…!!
あの始まり方衝撃的。

3人で見合いつつ、タメが新しい!焦らすような感じで。堪らなくかっこいいアレンジ。

「天国と地獄!!」は短めの音で、地獄の音を伸ばさずに、言い切る形。

斎藤さんはしっかりトマト投げており…!手の動きも、しっかりと。
多分どこかで舌で唇を舐めたような気がする。

オンザ○○の時の貴雄さんがスタンディングになっている所が見ていて高まる!

 

 

そのままfake town baby

田淵さんの動きがこれでもかというぐらい激しくて、上手にも走って来てくれた。カッコイイ。

 

徹頭徹尾夜な夜なドライブ
もうすっかり暗かったから、ライトがとにかく激しく、派手で、華やかで、MVを彷彿とさせるような。
ギターソロ、ベース、2人でステージ中央の前に来て弾きあっていた!!

斎藤さんだけ高音の部分、マイク握ってたような…。

 

とどまらない。

シュガーソングとビターステップ
心が跳ね上がって戻ってこられない。
「パーティをはじめよう」
ぶち上がり曲を連続で投げ込んでくるセトリおじさんは本当に怖い。最高過ぎる。

思えばこの曲に出逢えたから、UNISON SQUARE GARDENを知ることが出来たんだ…大切な曲。

アニソンだとかタイアップとか関係なくて、この曲の魅力に取り憑かれた。舞洲でも、UNISON SQUARE GARDENの歴史のひとつの曲として、純粋に聴けて嬉しい。

 

MC②

ようやく、終盤。もうすぐプログラム15thを終わります。今日はアンコールもなしです

 

会場全体の「えーー!」(残念がる)という反応に対し、斎藤さんは目を細めて、はぁ?という表情に加えて、苦笑いしながら

 

まだ歌わす?結構辛いよ?

 

と。笑いながら、会場の雰囲気に反応を示すことも、普段のライブとは全く違う特別感に溢れていた。もう辺りは薄暗くなり、暑さも和らいでいた。

 

最後のMCなので、少しだけ話します。

UNISON SQUARE GARDENは、15年間、自分たちのためだけにバンドを続けてきました。

幸運なことに、そんなかUNISON SQUARE GARDENを好きだって言ってくれる人が少しずつ増えてきて。これが当たり前ではないことを感じています。

僕は、UNISON SQUARE GARDENのことを好きだって言ってくれる人のことはできるだけ大切にしたいと思っています。

どうやったら大切にできるかって方法を、僕は知ってます。1つはっきりあります。

それは、これからも、自分のために音楽を続けること。そうすれば、きっと、UNISON SQUARE GARDENを好きな人たちは良いバンドだなって思い続けてくれるんじゃないかなって。

本当に今日、15周年のたった1回の記念ライブを皆さんの前で出来て本当に幸せに思っています。

今日はお集まり頂き、ありがとうございました!

 

 

2人もなんか喋る?

貴雄さんマイクを握り…にやにや笑顔で一言

 

どうも、Twitterがバスった人です!!

(会場全体が明るい笑いに包まれて、メンバーも笑って楽しそう)

(Twitterは本ブログの最後に。)

 

斎「味占めるのやめてよ!笑」

鈴「いや、そこはさ、馬鹿じゃないから!」

田(爆笑)

3人の暖かい雰囲気も伝わる。

 

ドラムはどんなに頑張っても、バンドとしてかっこいいには繋がらなくて。良さを増幅することはできるけど、それ自体で評価されることはなくて。料理でいう器みたいな。

そんなのに感じの悪い俺みたいなもんが、こんな才能のある2人に囲まれて、俺のこと見捨てないでいてくれたわけですよ。

なんだかんだでやってこれて、ここに立てていること。そして今日のライブ、カッコイイわ!手応えしかないわ!ドラムソロ化け物でしょ!俺。めっちゃかっこいいわ!!

斎藤も触れたけど、スタッフも真面目で、俺らも根が真面目なんだわ。で、才能あって一生懸命やってたら、もう今日のライブで証明出来てるでしょ。自分とチームが本当に誇らしいです。

これからも、よろしくとは言わないですわ。

自分勝手に楽しいと思うこと、かっこいいと思うこと、突き詰めていきます。

なんかこいつら面白いなって思ってくれたその気持ち、絶やさないように、火を付けられるようにこれからもドラム叩いていきます。

ありがとう!

 

 

貴雄さんの方を向いて、拍手しながら、斎藤さん「ドラム 鈴木貴雄。」「そしてベースは田淵智也です。」

 

田淵さん…話そうとするも、なかなか、話さず。(話せず?)会場も盛り上がりは増す一方。田淵さんの名前を叫ぶ人が多い。すると、貴雄さんが両手のひらを下に向け、広げて。会場に向け、少し静かに〜。抑えて〜。といった手振りをした。斎藤さんは、ただ微笑んでいた。

 

田淵さんはマイクに向け、やっと、言葉を発する。

 

UNISON SQUARE GARDENちゅーのは…………
すげーバンドだな!!!

………今日はよく来た!!!

…またやるぞー!!!


両手を広げ、眩しいぐらいの笑顔で。

目があまりにも輝いていたので、まるで涙ぐんていたのかと思えた。

そして斎藤さんのくしゃってした笑顔。一生忘れない。 

 

よしっ!!やりますか。じゃあもうちょっとだけ、やらせてもらいます。

 

3人が顔を見合わせて、スティックのカウントが4回。はじまったのは

さわれない歌

感極まる。本当に。3人の言葉の後に、この曲は、正直ずるい。最高すぎた。

斎藤さんは基本的には目を伏せて歌うような印象。ところどころでは顔を上げて、会場を見ている様子がまた心に残っている。

3人の声が揃う所は、モニターにも顔が映る。

だから僕は今日もこの惑星のどこか

誰にも触れない歌を歌う

近づき過ぎないで ちょうどいい温度感であれ

物好きたちと、自分たちのためのロックを追求したスリーピースとの、愛おしい距離感を感じる。ずっとこのまま、物好きで居させて欲しい、ちょうどいい温度感でいたい、と心から思った。

 

さわれない歌に浸る余韻もそこそこに、すぐさま「1,2,3,4!」と、貴雄さんのカウントから入るのは 桜のあと(all quartets lead to the?)

心が純粋に求めてる、そのとおりだ。

楽しいが弾ける。田淵さんの声があまりにも大きく聴こえるのがまた、高鳴りを感じる。

3人の声が揃う瞬間は、この野外でも、小さなライブハウスでも、どこへ行っても変わらないのだと信じさせてくれた。

 

一旦曲が締まった後、貴雄さんの大きな声が会場に響きわたる。まだまだ終わらせない、とでと言うような力強い「ワン、ツーー!!」

オリオンをなぞる

この暗闇の中で星が光って、ステージが光って、何よりも3人が光り輝いているこの瞬間に聴くためにあったような、そんな、テンションMAXな曲だ。

「僕がいて あなたが居て それだけで十分かなぁ!」この瞬間の斎藤さんの笑顔を忘れることはない。「あなたが」の部分、目が細くなるぐらいにぐっと笑顔があった。力がこもって。

「ココデオワルハズガナイノニ」

そう、このスリーピースロックバンドは終わるはずがない。最後のギターの音が鳴る中、マイクに向かい、斎藤さんが言う。

 

15周年お疲れ様でした!
UNISON SQUARE GARDENでした!

 

そして3人の楽器が1音、長く鳴り…

セッションが始まる。それは、どこか聴いたことのあるものであった。そう、fun time7と同じセッション。CIDER ROADを彷彿とさせるような、何かが始まるような、そんなセッション。

3人はドラムの元に集まり、そして、

 

センチメンタルピリオドーー!!!」

 

斎藤さんの声が、舞洲に響いた。

3人が最高の笑顔で演奏していたことしか覚えていない。

何度も何度も聴き込んだセンチメンタルピリオドは、11年も前に生み出されたとは思えないぐらいに、今のUNISON SQUARE GARDENのものだ。芯が変わっていないから、1stシングル曲が15周年の最後の曲でもまるで違和感がない。

間奏…そして一瞬の静寂。

大きく息を吸う音と、透きとおる「高性能の」は圧巻の響き。心を惹き付けてやまない。

ベースの音がまた力強く斎藤さんの声を支えている。

 

UNISON SQUARE GARDENでした!!

バイバイッ!!!!

 

いつものライブのように、田淵さんはベースを斗投げるようにスタッフへ渡した。

(センチメンタルピリオドラストでハンドスプリングをしたらしいが、残念ながら見逃してしまった…!!)

斎藤さんは深々とお辞儀をして、会場を見渡し、手を挙げる。

貴雄さんは、背中を会場に向け、親指を立てるような仕草で、自身の背中を指す。

そこには、PROGRAM15thの刺繍が施された特別仕様が。


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STOF_bedsidedrama PR on Instagram: "#saturdaynight #刺繍 #暴奏族"

 

3人がステージを去った後、モニターには2004の文字が。そして、ステージの奥で、花火が上がる。

1つあがるごとに、モニターもカウントアップしていく。2004,2005,2006…そう、15年間。15年間ロックバンドを揺るがずに続けてきたスリーピースのお祝い.

2019…15回目で花火が更に激しく打ち上がり、プログラム15thは幕を閉じた。


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〖 Thank You 15th Anniversary!

                                   See You Next Live!〗

(画像引用)

ユニゾン結成15周年ライブ、2万5000人を前に26曲披露「すげえバンドだな!」(ライブレポート / 写真10枚) - 音楽ナタリー

 

 

最後に。

飽き性な自分が、遂に、見つけてしまったと思っている。こんなにも心が震わされる存在に出逢えたこと、日常を彩ってくれたこと、勝手に好きにさせてくれたこと、心からありがとうと伝えられるなら伝えたい。

沢山の幸せを貰っています、どうかUNISON SQUARE GARDENが幸せでありますように。

斎藤さんのMCでの言葉が全てだ、UNISON SQUARE GARDENが変わらず自分たちのために音楽を続けてくれれば、それだけでいい。

これからも自分のために音楽を楽しんでください。

最高の馴れ合いの日、幸せ以外のなにものでもなかった。

UNISON SQUARE GARDENを愛してる。

 

 

(おまけ)

バズったツイート。

 

USGinfo on Twitter: "台風でユニゾンのお客さんは不安よな。 貴雄、ツイートします。 (ライブの頃は通り過ぎるらしいけど足下は水たまりとか多そうだからスニーカーとか代えの靴下とかレインコートなど持ってくると良いよ🤓)" / Twitter

 


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